tabiRelaが産地を旅するSANCHIシリーズ。第二弾は阿波しじら織。

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SANCHI vol.02 天然の機能素材〝阿波しじら織〟

”SANCHI”

日本が生んだ天然の快適素材
「阿波しじら織り」

SANCHIシリーズ第2弾は徳島県の
阿波しじら織に注目しました。

凸凹が生む陰影が特徴的で、織物らしい
味わいのある生地。
肌離れが良く、高温多湿の日本の気候に
合った織物です。

多種多様な柄も魅力的で、伝統的なもの
でありながら、とてもモダンに見えるパターンも
数多くある奥深い織物です。


”SANCHI”


『SANCHI』はtabiRela(たびりら)を
通して日本各地の魅力的な生地を、
生産背景と共にご紹介していく
プロジェクトです。

vol.01では福島県の会津木綿に着目。
味わい深い会津木綿を取り上げさせていただきました。


”SANCHI”



”SANCHI”

 
翁格子
SANCHI tabiRela
翁格子
¥12,100

藍変り縞
SANCHI tabiRela
藍変り縞
¥12,100

白細縞
SANCHI tabiRela
白細縞
¥12,100




”RAMPUYA”

この特徴的な凸凹の〝しじら織〟が
どのように誕生し、作られているのか、
今回生地を使わせていただく徳島県の織工房
『藍布屋(らんぷや)』さんに
訪問し、お話を伺いました。


”RAMPUYA”

織工房藍布屋さんこと岡本織布工場は
大正元年(1912年)創業、
主に伝統工芸品に指定されている阿波しじら織、
そして力織機で織るデニム生地、阿波紬等を
生産・販売しております。


一人の女性の創意工夫から生まれた
〝阿波しじら織り〟

18世紀の末に阿波地方で盛んに織られていた
「たたえ織」という木綿縞に、明治時代の初めに、
阿波国名東郡安宅村(現徳島市安宅)の海部ハナが
改良して創案したと言われています。


”RAMPUYA”

改良のきっかけについては諸説あります。
干していた「たたえ織」の着物がにわか雨に濡れて
そのまま日光で乾かしたところ、
縮んだことにヒントを得て創られたと
言われています。

ハナは縮んだ生地にできた凸凹の素晴らしい
風合いに目を留め、
あえて凸凹したシボのある木綿織物を 作ることを思いつき、経糸の張力差を利用することで
シボを作る「しじら織」の技法を考案します。





素朴で使いやすい、天然の機能素材

阿波しじら織の魅力について、つくり手でもある 社長の岡本弘子さんにお話を伺いました。

”RAMPUYA”


「やっぱりこの素朴さに強く惹かれますね、
夏場はさらっとしていて肌離れがいいのはもちろん、
皺になってもあまり気にならない。
丈夫で日常に身に着けるものとしての魅力が
詰まっていると思います。」

「しじら織りは天然素材が持つ特性を活かした、
今で言う機能素材なのだと思います。
現代のものには無い味わいがあり、
使っている内に風合いも豊かになっていくのが
最大の魅力ですね。」


”RAMPUYA”

「しじら織は主に着物や洋服が作られることが
多かったけど、こういった履物に使われることは
珍しいね。

しじら織自体は決して弱い生地ではないので、
tabiRelaのような履物にはとても向いていると
思います。」


”SANCHI”





染と織が一体となった工場

”RAMPUYA”

岡本織布工場は染から織の工程を全て自社で
行っています。まずは藍染を行っている工場から
見学をさせていただきました。


”RAMPUYA”

徳島県の藍染は、江戸時代に隆盛を極め、その藍は
その品質のよさから『正藍』
ほかの地の藍は『地藍』と
呼んで区別され、全国各地で珍重されてきました。


”RAMPUYA”

一度で濃い色に染められないために、染める、絞る、
乾かすの工程を何度も繰り返しています。


”RAMPUYA”

一般に、阿波正藍染は30回ほど水洗いした後に
本来の色合いが出てくると言われていますが、
水洗いのたびに調和のとれていない色が落とされて、
深みのある色が醸し出されていくのです。


”RAMPUYA”

この本藍の糸で織られたものが
〝阿波正藍しじら織〟で、国の 伝統工芸品として指定をされています。

阿波しじら織といえば藍染と決まって いるわけではなく、今回のシリーズでは
〝藍変り縞〟のみ本藍の糸を
使用した生地となっています。


”SANCHI”





”RAMPUYA”

所狭しと並べられたシャトル織機、とても古い機械
なので故障しても交換パーツがあるわけでは
ありません。

既に稼働していない織機から部品を流用したり、
メンテナンスには苦労するとのこと。


”RAMPUYA”

”RAMPUYA”

”RAMPUYA”

全ての織機はベルトコンベアで繋がり、一つの動力で
全ての機械がシンクロしながらリズムを
刻んでいく様は圧巻です。

機械の振動が建物に伝わっていき、まるで工場全体が息を
しているかのように生地が織られていきます。



”SANCHI”

本藍を使用したモデルから、今見ると新鮮な
格子柄等伝統的な背景を持ちつつも、
現代にも馴染む柄を選びました。

翁格子
-OKINAGOUSHI-


”SANCHI”
         
翁格子

翁格子

翁格子

翁格子は、太い線の格子の中に細い線の格子を
入れた柄のことを指します。

翁が大勢の孫を持っていることになぞらえ、
男物や子どものきものの柄に
広く用いられてきました。子孫繁栄の縁起の
良さがあるとともに、モダンな印象を
感じさせる柄です。



藍変り縞
-AIGAWARIJIMA-


”藍変り縞”
         
翁格子

翁格子

翁格子

藍布屋さんの定番柄。
本藍染の糸を使用したしじら織り。
藍色の糸は染める回数によって色に
変化を付けています。



白細縞
-SHIROHOSOJIMA-


”白細縞”
         
藍変り縞

藍変り縞

藍変り縞

黒地に白い2種の細縞が配置されたモダンな柄。
ストライプが映えるように縦にレイアウトした
アッパーデザインとなります。



画像提供・ご協力

”藍布屋”

織工房 藍布屋
株式会社岡本織布工場
〒779-3121 徳島市国府町和田字居内161
rampuya.com




tabiRela (たびりら)

”tabiRela”


天然素材で足がととのう
足袋型シューズ
tabiRela(たびりら)


気持ちよく歩きながら足裏を整える
新感覚のコンフォートシューズ【tabiRela】。

外反母趾に悩んでいる方にも足に
やさしいと評判です。

インソールも綿100%なので、
素足で履いても気持ちが良く、丸洗いも可能です。
コンパクトにまとまるデザインなので、旅先のセカンドシューズや
ギフトにもおすすめの1足です。

”tabiRela”


足を整える〝足袋型〟

現代人の足指は靴の中で固まることで、
足裏のアーチが崩れ、膝や腰への負荷が
高くなっているケースが見受けられます。

足袋シューズに足を通すと自然な形に
指が開き、アーチが整うことで足底筋膜が
刺激され、足裏本来のクッション性回復に
繋がります。外反母趾の進行防止にも
効果的です。


”tabiRela”



MADE IN KURASHIKI

tabiRelaは岡山県の倉敷の自社工場で職人が
1足ずつ時間をかけて作っています。
特に足袋の指先は手仕事で行わないとできない
繊細な技術が要求される仕事です。

”tabiRela”


ベースは100年間培ってきた木型

普通の靴のつま先を割るだけでは、足指にとって快適な空間は確保できません。

私達の足袋シューズは100年の歴史で
培ってきた、長時間履いてもつま先が 痛くならない地下足袋専用の
木型(ラスト)をベースに作られ、
指先に縫い目等が当たらないよう1枚の布で
立体的で快適な空間に仕上げています。


”tabiRela”


”tabiRela”