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地下足袋の豆知識

初めて地下足袋を探されている方には、聞きなれない用語もたくさん出てくると思います。
全てではありませんが、地下足袋用語について解説させていただき、より身近に感じてもらえればと思います。

 
 
「コハゼ」とは?
地下足袋には「コハゼ」と呼ばれる留め具が付いています。
これは靴紐のようなもので、足にフィットさせるためのサイズ調整の役割を持っています。
コハゼの枚数は地下足袋の丈によって異なり、
3枚、6枚、12枚と丈が長くなるほどにコハゼの枚数も増えていきます。
あくまでも「枚」はコハゼを数える単位なので、「祭り足袋3枚」は足袋が3足入っているというわけではありません。

 
「受け糸」とは? 
コハゼを掛けるための糸、これを「受け糸」といいます。
受け糸は通常2本以上付いており、等間隔で並んでいます。
これは足周りのサイズに合わせてコハゼを留められるようにするためです。
受け糸はどこを使っても自由。
コハゼが外れないよう、受け糸にしっかりと差し込んであげましょう。


 
「吊り込み」とは?
吊り込みとは、地下足袋の製造工程の一部。
アッパーを金型に合わせることをいいます。
先の丸い靴だと機械を使って行うこともできますが、足袋型の場合、
形が複雑なため手作業で行わなくてはなりません。
1足ずつ、餃子の皮を包むように生地を織り込みながら形成していきます。


 
地下足袋×ファッション
地下足袋の独特のかたちは、近年アパレル業界でも注目されています。
足袋型のパンプス、スニーカー、ブーツなど、伝統的な履物が現代の様々なシューズに進化を遂げ、街で見かけることもしばしば。「足袋型シューズ」はひとつのファッションアイテムとして世の中に浸透しつつあるのかもしれません。
歩きやすさもプラスされ、オシャレと機能性の両方を手に入れちゃいましょう。


 
靴下の選び方
地下足袋(または足袋型シューズ)を履くときの靴下はどうされていますか?
靴下も足袋型じゃないとダメだと思っていらっしゃる方も多いようですが、
5本指靴下でもOKです!
先丸靴下だと股割れしたところで指がつっかえてしまうため、
とにかく指先の分かれているものを選びましょう。