GAUCHO NINJA LEATHER UKはイギリスの西部Herefordにて活動するクラフトマン
Lisandro Serra Delmarによるハンドメイドレザーシューズ。
上質なベジタブルタンニングレザーとビブラムソールを使用し、履く人それぞれの足に柔らかくフィット。
足裏全体で地面を感じられる履き心地です。
現在数量限定でMARUGO TOKYOにて取扱い中。
このブログは、GAUCHO NINJAことLisandroさんに会うまでの道のり、そして彼とのこれからについてご紹介していきます。
【Preface】
きっかけはインスタグラムで見つけた一つの投稿。
どうやらイギリスに住んでいるLisandroさんという方が作っているレザーの地下足袋ブーツとのこと。
さっそくサンプルを入手した我々はその作り方に驚きました。
一つ一つハンドメイド感があるものの足へのフィット感はこれまでに感じたことがないもの。
しっかり踏ん張れる機構はまさに日本の地下足袋のそのものでした。
創業から100年を超える地下足袋メーカーである我々。
この地下足袋を作っている人に是非会いたい・・・・。思い立ったらすぐ行動の私たちは、距離の事は余り考えず渡英しました。
【Day1】
さっそくコンタクトを取ってみると
LisandroさんはHerefordという街の近くに住んでいるとのこと。
ヒースロー空港に降り立った我々は手配したレンタカーで改めて現地でカーナビに入力。
「遠いな・・・」
何となく場所は分かっていましたが・・・
初日はヒースロー空港近くのB&Bに宿泊しましたが、そこのオーナーに「Herefordに?仕事に!?私行ったことないけどw」と驚かれる(若干引かれている)始末。
どうやら都市部から見たら相当辺鄙なのは確定のようです。
【Day2】
Herefordはほぼウェールズの堺。
ざっくり200kmの道のりではありますが、もう少しありそうです。
街中からどんどん景色が牧場へと変わっていき、遠目に見ても集落も何もない雰囲気。
人より羊、牛、馬の方が多い・・・
初めてのイギリスの交通ルールに戸惑いながら、Herefordの街までやっと辿り付きました。
「やった!街があった!」というのがその時の正直な想い。
観光客は少ないけれどこじんまりとしながら雰囲気の良い街。
特にここで見たヘレフォード大聖堂はケンブリッジ等の都市部で見たものとは一線を画す
色濃いケルト文化を感じる迫力のある意匠でした。
(写真に写っているのは弊社会長藤木と足袋職人の杉本です。)
【Day3】
翌日、街からさらに1時間ほどの場所にあるLisandroさんの工房に向けて出発。
想像通りに道はどんどん狭くなっていき、最近水害でもあったのか辺り一面水浸しな場所も。
進むたびにどんどん牧歌的にワイルドな雰囲気に。
「本当にあるのか?」「ここであっとんのか?」
色々な意見が車内で飛び交いましたが、行くしかありません。
(見逃しかけた脇道)
進んでいくとあっ!
手を振っている人がいます!
ここでやっとLisandroさんの登場です。
ようやく目的ににたどり着いた私たち。
次回はLisandroさんのご自宅や、工房をご紹介いたします。
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