あらゆる職域に より良い『安全と安心』で奉仕する。
これは丸五の経営方針です。1919年に地下足袋の製造販売からスタートした当社は創立以来変わらず、作業者のみなさんの「安全と安心」のために様々なシューズを提供してきました。 現在作業者の方の多くは足のつま先を守る作業用のシューズを履いていて、作業用のシューズには安全性を保証するための規格が存在しています。 丸五は日本プロテクティブスニーカー協会の会員として、JSAA規格認定品の「プロスニーカー」を製造販売しています。作業者のみなさんの足を危険から守るために、当社では様々な試験機を所有し、社内で厳しい品質管理を行っています。
数多くの試験項目があるのですが、今回はその中でも主要な試験の一つである、「つま先の耐衝撃試験」をご紹介します。
協力してくれるのは、品質管理グループの小谷さんです。
規格外れは見逃しません。休みの日はママチャリでどこへでも出かけます。
耐衝撃試験は物が落ちてきたときに、つま先部分で一定以上の隙間が保持されるかを定められた条件のもとで確認します。
左の写真が衝撃試験機で、右の写真が試験するための試料と粘土です。試験のために用意する試料にも実はちゃんしたと決まりがあるんですよ。
試料の中につま先部分の隙間の高さを測るための粘土を入れて、試験機に試料をセット。鋼製ストライカを試料の試験軸に当たる位置に置き、衝撃によって動かないようにしっかりと固定します。
試験条件で決められた高さから重さ20kgのおもりを垂直ガイドに沿って自由落下させます。
規格の種類によって落下させる高さが決まっています。 A種:36cm、衝撃エネルギーとしては70J(ジュール)。 B種:15cm、衝撃エネルギーとしては30J(ジュール)。 試験を間近で見ると怖いくらいの衝撃です。
試験条件で決められた高さから重さ20kgのおもりを垂直ガイドに沿って自由落下させます。
規格の種類によって落下させる高さが決まっています。 A種:36cm、衝撃エネルギーとしては70J(ジュール)。 B種:15cm、衝撃エネルギーとしては30J(ジュール)。 試験を間近で見ると怖いくらいの衝撃です。
試験後の写真です。衝撃により、粘土がつぶれているのが分かります。
実際に衝撃を加えた後は、粘土を取り出して最低部の高さを測ります。
粘土の高さが表に適合していれば合格です。
今回は26.0cmで試験を行ったので、14.0mm以上の隙間があればOK。結果は無事合格です!